妊婦さんと口臭の関係について
2018.4.21
大阪府東大阪市 大阪入れ歯・義歯センター 受付の村上です。
今日は妊婦さんと口臭の関係についてまとめました。
妊娠中はつわりやホルモンバランスの変化など、体に様々な変化が起こります。
加えて、特定の食べ物に固執したり、食欲が増減したりと食生活も変わりがちです。
それらの変化は口内環境にも大きく影響を及ぼし、口臭が起こりやすくなります。
では、具体的にどのような変化が口臭の原因となるのでしょうか。
1 唾液の量が減少し、渇きやすくなる
妊娠中はホルモンバランスの変化によって、口内で分泌される唾液の量が減少します。唾液には口内の汚れを洗い流したり、口の中を殺菌したりする働きがありますが、唾液の量が減ることによってそれらが作用しづらくなります。
更に、口の中が渇きやすくなることで、唾液の持つ自浄作用がより弱くなってしまうという悪循環に陥り、口臭が出てくるのです。
2 唾液が酸性へと変化する
通常、唾液はアルカリ性です。しかし、妊娠すると黄体ホルモンの分泌によって酸性へと変化します。唾液が酸性に変化することで口内の酸がPH5.5を超えると、歯が溶けていき、その状態が続くと虫歯になります。
虫歯で歯に穴が開くと食べカスなどが詰まりやすく、食べカスが腐敗すると口臭が発生します。また、虫歯が進行して歯の神経が死んでしまうと、腐敗してやはり口臭が発生してしまいます。
3 十分に歯磨きができない
妊娠中は食欲が増すことで間食をしてしまい、食事が不規則になりがちです。一方で、歯磨き粉に含まれる香料が苦手になるなどの理由から、歯磨きに消極的になってしまうことがあります。人によってはつわりがひどくて歯ブラシを口に入れるのも辛いという場合もあります。
これらの要因が重なると歯磨き不足になり、食べかすなどが口の中に残ってしまい衛生状態が悪くなります。口内環境の悪化が口臭発生の原因になってしまうのです。
4 歯茎にまつわるトラブルが出始める
妊娠するとエストロゲンなどのホルモンの分泌が盛んになり、それらのホルモンを好む細菌が増えていきます。これにより、歯茎の腫れや出血が起きやすくなり、放っておくと歯肉炎になってしまいます。
歯肉炎が進行すると歯周病になり、口臭の原因となるのです。
以上です。いかがでしたか?
女性の方なら誰でも気になると思います。
皆さんも是非参考に知って頂ければと思います。
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