総義歯について
2018.1.6
大阪府東大阪市 大阪入れ歯・義歯センター 受付の吉間です。
今回は総義歯のお話をします。総義歯とは総義歯とは、自分の歯が1本も無い人が使用する入れ歯のことです。総義歯は歯科医院で歯ぐきの型をとって、一人一人 のお口にあったものを作り、うまく使いこなすことができるように調整します。
自分の歯があるのとないのとでの違いは噛む力です。自分の歯(天然歯)で噛むときの力は最高で20kg程度といわれています。ところが、総義歯を使用して噛むときの力は最高で6kg程度といわれています。残念ながら、総義歯で噛む力には限界があり、自分の歯で噛む人と比べて噛む力は1/3程度です。なので食べる際は噛むときに抵抗がなく小さく切った軟らかい食べ物(豆腐、うどん、卵料理、煮た野菜、おかゆ等)から食べてみましょう。総義歯に慣れてからも、あらかじめ食べ物を包丁で刻んだり(刻み食)、切れ目を入れておいて食べやすくしておくことも大事です。そして、一口量を少なくして、噛むことが負担にならないようにしましょう。そして食べ物を噛み切るときは、前歯の真ん中より唇の端の方(犬歯・小臼歯)に食べ物を乗せて噛み切るようにしてみましょう。総義歯は、前歯で噛むと外れやすい特徴があります。
新しく総義歯を作られた場合は満足に噛めるようになるには、通常少なくとも1~2ヶ月はかかります、その間は練習期間と思ってください。ただ、なかなか慣れなかったり、総義歯を使用して痛みがあるようなときは、がまんしないで相談しましょう。義歯の調整と使用上のアドバイスをしてもらい、総義歯に早く慣れるように努力してみましょう。古くなったり合わなくなった総義歯を使用していると、歯ぐきを傷つけたり、場合によっては歯ぐきがやせてしまうこともあります。現在総義歯を使用されている方もお口にきちんと合っているか、定期的に検診することが大切です。
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