歯を抜いたままで放置するとどうなる?
2017.8.9
こんにちは。大阪府東大阪市の大阪入れ歯・義歯センター、歯科衛生士の足立です。当院に初めてお越しになる患者様の中には、「以前歯を抜いたがそこの歯医者ではそのまま終わった」または「歯を抜いてから治療に行っていない」という方がいらっしゃいます。歯が1本くらい無くなってもご飯は食べられますし、そのままでも問題ないように思えますが、歯を失ったまま放置していると、気付かないうちにお口の中では変化が起こってきます。抜けた歯と噛み合っていた歯は、空いたスペースに伸びて出てきます。抜けた歯の隣の歯は、歯が抜けたところに傾いたり動いてきます。長い時間抜けたままにしていると、更に隣の歯も同じように傾いていきます。歯が伸びたり傾いたりすると、元々の噛み合わせが狂い、歯と歯の間も空いてくるので歯並びが変わってしまいます。また噛み合せのずれは、顎に負担がかかるため顎関節症の原因となり、肩こり、あごの関節の痛み、関節音といった症状になる可能性も出てきます。歯間の隙間が広がることで、歯垢や歯石が溜まりやすくなります。歯並びが悪くなることでセルフケアがしにくくなり、虫歯や歯周病ができやすい環境になります。また伸びてきた歯は、本来は歯茎の中に隠れている歯の根っこ(根面)がむき出しになります。根面は歯の表面のエナメル質より弱い組織ですので虫歯のリスクが高くなります。歯並びが変わってしまうと、その後の治療の選択肢が狭まってしまうこともあります。「たった1本」と安易に考えず、できるだけ早いタイミングで歯科治療を受けることが大切です。「あのとき治療を受けていれば良かった」とならないよう、歯を失ったらできるだけ早めに歯科医院に相談するようにしましょう。入れ歯を新しく作られたいなら、大阪入れ歯・義歯センターへ。
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