5月病と歯の関係
2017.5.6
大阪府東大阪市 大阪入れ歯・義歯センター 歯科助手の仙波です。新生活がスタートしたと思ったらもう5月半ばですね多くの方が新しい環境に慣れてきた時期なのではないでしょうか。はりきって毎日を過ごしているうちは、からだに溜まった疲れを感じにくいものです。ですが、だんだん落ち着いてきた頃に、溜まっていた疲れがどっと押し寄せてきます。それが「五月病」と言われるものですね。5月は、無気力や食欲不振、不眠など体の不調を訴える人が多い季節なのです。1.歯周病。実は、この時期は「歯周病」になる人が多くなるのだそうです。食欲不振になったり倦怠感におそわれたりする時期は、体の抵抗力も落ちています。また、体調が悪いときは唾液の分泌も少なくなり、それに伴い歯の再石灰化や洗浄作用といった機能が低下してしまいます。歯周病は細菌の感染によって引き起こされる病気ですので、からだが弱っているこの時期に感染も進みやすくなってしまうのです。2.歯ぎしり。五月病による体調不良は、自律神経の乱れが関係しています。また、自律神経が乱れると、私たちはストレスを感じやすくなります。そのストレスによる厄介な症状のひとつが、歯ぎしりです。歯ぎしりによって健康的な歯が一時的に横方向に揺らされてしまった場合、歯に余計な負担がかかって歯を傷つける危険があります。また、ストレスで神経も過敏状態になるので、歯の痛みが生じるケースも考えられます。そうなる前に”ナイトガード”という歯にはめるマウスピースの様な物を使って歯をストレスから守ってあげましょう。3.噛み合わせ。人はストレスを受けると、無意識に歯を噛みしめてしまうことがあります。そして、噛みしめや食いしばりの回数が特に多いのが、睡眠中です。寝ている間に長時間にわたって歯に過剰な力が加わることで、噛み合わせが悪くなる上に、エナメル質が摩耗されて知覚過敏を引き起こしてしまう場合もあります。さらに、噛み合わせが悪くなると、そのせいでまたストレスを招くという悪循環に陥ることも少なくありません。しかも、寝ている間に無意識のうちに悪化してしまうものなので、原因に気付きにくい点が非常に厄介です。4.黄ばみ・汚れ付着。ストレスで唾液の分泌量が低下すると、歯の色にも悪影響を及ぼすことがあります。唾液の力が弱まることで口腔内の洗浄作用が落ち細菌が増殖するので、歯の表面に汚れが付着しやすくなるのです。その黄ばみが蓄積されると、歯磨きだけでは落とせない頑固な汚れが定着してしまいます。歯が黄ばんでいると、ニッコリ笑ってもあまり健康的に見えませんよね。クリーニングでは改善されない歯の黄ばみはホワイトニングをして白い歯を手に入れましょう♪次に、五月病のダメージを受けない、健康な口内環境をつくるためのポイントをご紹介します。☆よく噛んで食べる習慣をつける!口腔内の洗浄作用に大きく影響するのは、やはり唾液です。唾液が少なくなると細菌が増殖し、虫歯や歯周病、歯の表面への汚れの付着等が進んでしまいます。ものを食べる際によく噛むことで、唾液の分泌を促進することができます。ストレスが溜まると、早食いをしてしまいがちです。忙しくても食事の時間はしっかり確保し、ゆっくりとよく噛んで食べ、口の中が乾かないよう意識しましょう。☆自律神経を整える。「どうも疲れが取れない」「最近イライラする」「あまり眠れない」などからだの不調を感じたら、自律神経が乱れているというサインかもしれません。からだを温めて新陳代謝を上げ、副交感神経が優位になる時間をつくりましょう。6月には梅雨の時期に入りますが、疲れをためない様にお休みの日にはゆっくりと休んで気持ちを切り替えて行きましょう♪今西歯科医院へ
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