キシリトールの効果について
2017.1.14
大阪府東大阪市 大阪入れ歯・義歯センター 歯科助手の仙波です。皆様、年末年始美味しい物を食べられたのではないでしょうか。お家で過ごされた方も多いと思いますが、ケーキやお節やお餅、こたつでみかん等...時間を意識せず食事されてた方も少なくないと思います。お口の中に食べかすが残っていると虫歯の原因になります。そこで今回は、虫歯の発生と進行を防ぐ効果のある“キシリトール”についてお話いたします。そもそもキシリトールとは全ての糖アルコールの中で最も甘く、砂糖と同じ程度の甘味はありますがカロリーは砂糖の75%程と言われています。キシリトールは砂糖とは違い、虫歯の原因となる酸を産生することができないので虫歯を作るきっかけを作りません。あと、虫歯菌の性質を変えることが出来ます。虫歯の原因であるミュータンス菌はキシリトールを代謝することができないので、酸やプラークの元を作ることができません。しかし、ミュータンス菌はキシリトールを取りこんで代謝しようとし続けるのでエネルギーを得ることが出来ず、ミュータンス菌自体が弱ってくるのです。また、キシリトールの甘味により味覚が刺激され、唾液の分泌を促進する効果があります。ガムで摂取した場合は咀嚼により刺激され、唾液の分泌促進作用が増します。キシリトールが唾液量を増やすことはありませんが、ガムを噛むことで唾液が出たり、量が増えることはあります。その結果、唾液の自浄作用が多く働き、虫歯が予防できると考えられています。次にキシリトール商品の選び方とポイントです。キシリトールの含有量が多いほど虫歯予防の効果が高いため、含有量が記載されてたら50%以上のものを選びましょう。あとは、キシリトール以外の成分を確認しましょう。虫歯の原因となるショ糖を含まないこと、エナメル質を溶かすクエン酸を含まないこと。香料に柑橘類が含まれている場合はクエン酸と同じエナメル質を溶かす可能性があるので要注意です。以下の事を意識して頂いて甘い物が食べたい時はぜひキシリトール配合のガムやタブレットを食べて賢く虫歯予防しましょう!大阪入れ歯・義歯センターへ
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